現在のレンズでワークスタイルを考える

岡村周一の世界観

思考

生産性を上げたければ一段上の視野で物事を考えよ

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今日はコンサルとしての考え方の基本「メタ思考」について書いてみます。

誰かから作業や質問を受けたとき、あなたは相手の言われたまま行動していませんか?言われたまま素直に行動することは悪いことではありませんが、生産的ではない場合が多いのです。

例えばあなたが上司から「AIロボットの作りについて調べて欲しい」と言われたとします。このときあなたならまず何をしますか?

これって典型的なメタ思考問題なんですが、まずなにをします?ありがちな回答例として、

・作り方をネットでググる
・参考となる本を買ってくる
・有識者に作り方を聞く

などがあります。これらの回答は決して間違っているというわけではないんですけど、仕事の進め方として必ずしも生産的であるとは言えません。

もし作り方が分かったとして、どこまで調べれば良いのでしょうか?もしかしたら上司は詳細な作り方まで求めていないのかもしれないですね。

メタ思考では、目の前のアクションに対して、一段階上の視点で物事を考えてみるという思考法です。メタとは「抽象度を高めた」とか「一段と高いレベルの」という意味があります。

このような俯瞰的に物事を見る習慣は、コンサルには必ず必要なスキルです。こういった指示を受けた場合は、まず「なぜAIロボットの作り方について調べる必要があるのか」を明確にすることが重要です。

ここで例題を挙げると、「あ、物事を俯瞰的に見ないといけないんだな」ということがわかります。しかし実際に現場で作業をしていると、そこは一旦俯瞰的に見なければいけないのにー。。ついついそのまま受け答えしてしまう場面をよく見受けます。

「○○さん、Excelの資料送るからF列にチェック結果の内容を埋めていってくれる?」
→ このExcel資料に内容を埋めて行くことに何の意味があるのか?どこまで詳細を埋めて行く必要があるのか?

「システムトラブルです。入力画面で「送信」ボタンを押しているのにデータが送信されないんです。。」
→ 相手は何の業務をしているんだろうか?そもそも送信ボタンを押さなければいけないのだろうか?

「ちょっとクライアントに謝罪のメールをしておいて」
→ なぜメール何だろうか?謝罪なら直接伺うべきではないだろうか?

シチュエーションは様々ですが、言われたままあるいは質問されたまま受け答えするのではなく、一段上の視点で物事を見るクセをつけることで、本来やらなくても良いこと、やってしまうことでより面倒なことになってしまうこと、そういったことを見つけることができるんです。

例えば上記の例だと、Excelで作っている資料の内容を見ると、業務に直接関係のない内容で、ただ単に上司が気になっていただけ(本当は別にやらなくても良い作業)だったり、「送信」ボタンを押せないのはシステムのトラブルではなく、事前にマスタ情報入力業務を行なっていない(業務プロセスの問題)のが原因だったり、謝罪メールを送ってしまったことで自体がさらにややこしくなり、結局直接謝りに行かなければいけなくなったりといったことが考えられます。

ポイントは、相手が言っている事象そのものに着目するのではなく、まずは相手がどうしてその事象に着目しているかを考えることです。

多くの人は上司に「あれやっといて」と言われると、否応無しに「わかりました」と行動してしまいます。上司にとっては大変便利な存在ですが、決して生産的な行動とは言えません。多少上司に面倒くさがられても、目的や期日(期日は後日記事にしますね)はしっかりと確認しておくことが重要です。

もし上司が非効率な作業を要求しているのであれば、より効率的なやり方を提案するのも1つの手です。言われたことを正しくこなしても相手は満足しかしませんが、言われたこと以上のことをする(より良い提言をする)とそれが信頼残高につながります。

メタ思考の習慣を身につけるまで最初は大変ですが、常に物事を鳥瞰できるように意識してみましょう。私も今でこそメタ思考はできますが、コンサルになったばかりの頃は苦労しました。俯瞰するには自分を客観的に見る、全体像を見るといった工夫が必要で、幅広い知識や経験が必要な場合もあるからです。なので思考だけでどうにかなる問題ではないので、知識や経験も積み重ねていきながらこうした意識を続けるのがベストかと思います。

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