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岡村周一の世界観

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LGBTの人はあなたの近くにいる

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ダイバーシティマネジメントを学んでいると、衝撃的な事実がわかったりすることもあります。

これは少し前になりますが、2015年に電通ダイバーシティ・ラボが行った調査で、20~59歳の約7万人に聞いたところ、約7.6%の人がLGBTであるということがわかりました。

調査結果はこちら

あ、そういえばこれまでLGBTの事は説明していなかったですね。ご存知の方もいらっしゃると思いますが簡単に説明しておきますね。

・L(Lesbian):女性の同性愛者
・G(Gay):男性の同性愛者
・B(Bisexual):両性愛者
・T(Transgender):こころの性とからだの性の不一致

一般的にはLGBTあるいは性的マイノリティなどと呼ばれています。

こういう話をすると「自分は異性を愛する人だし、別に関係ない」と思ってしまうかもしれません。さらに「同性愛はキモい」みたいな差別的感情を抱いてしまうかもしれません。

実はこういった多数派の考え方が、少数派のLGBTの方々を苦しめていくんです。

ダイバーシティ&インクルージョンを推進していくには、多数派と少数派の行動心理を理解していく必要があります。

多数派は多くの人が同じ価値観、同じ考えを持っているので少数派の価値観や考えを理解することができません。そのため少数派がいると(時に無意識のうちに)排除してしまおうとする発言は行動を取ってしまいがちです。

一方で少数派は常に多数派におびえながら毎日を過ごしています。自分の価値観や考えがなかなか受け入れてもらえず日々悶々として過ごしています。

日本人の7.6%の人がLGBTだという統計からすると、単純に10人のチームの中に1人や2人はLGBTの人がいるということになります。

ということはですよ、一緒に仕事をしている人の中にも、実は言えないだけでLGBTの人がいる可能性が高いんです。

私の友人にもLGBTの人がいます。

でもその人がLGBTだということで、私はその人の見方を大きく変えることもありませんし、今までと接し方がわかったりすることもありません。

でもたしかに最初はビックリしましたよ。でもその人にとっては勇気を振り絞ったカミングアウトだったわけで、その意見を否定する理由はどこにもないですからね。

あなたの職場でもあの人がLGBTだと知ったらどうしますか?今の日本の職場だと「あの人LGBTだって。」みたいな噂話として広がり、ちょっと敬遠した接し方をしてしまうイメージがまだ私の中にあります。

だから自分がLGBTだと言って変な接し方をされるくらいなら、苦しいけど画面して仕事をするほうがまだやりやすいと思っている人もいると思います。

これはLGBTに限った話じゃないですけど、

多数派が少数派を受け入れる姿勢を持つこと

これがダイバーシティを推進するための第一歩であることは間違いありません。

日本は多民族国家ではないですし、島国という特殊性もあるため、群れを成す性質があります。ある場面においてはチームワークが最大限に発揮されるという素晴らしい面も持っていますが、一方で少数派を受け付けないという鎖国文化も残っています。

私たちの良いところを残しつつ、少数派を受け入れられるような文化を僕らの世代で築けたらいいですね。

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