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岡村周一の世界観

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日本に祝日はこれ以上いらない

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正月三が日が休みで、昨日から仕事始めという方も多かったかと思います。私の勤務する会社も昨日が仕事始めでした。今年も始まったかと思いましたが、さっそく今週末は三連休なんですね。

ところで天皇陛下が2019年4月30日で退位されますが、現在の国民の祝日である12月23日を平日とする議論が行われているようです。(ちなみに次期天皇陛下は2月23日生まれ)

現在日本の祝日は16日(2018年)あります。国民の休日も含めると17日です。日本に住んでいるとあまり感覚がわからないかと思いますが、17日って世界的に見て多いと思いますか?少ないと思いますか?

祝祭日の定義にもよると思いますが、色々調べてみると1位だの3位だの6位だのとサイトによってバラバラでしたが、日本は世界で最も祝祭日が多い国の1つであることは間違いありません。

でもイメージ的に、日本人は勤勉でよく働き、欧米人はあまり働かないというイメージはないですか?海外の人事担当者に聞いてみると「日本はどうしてこんなにも休みが多いのか?」と言われるくらい祝祭日が多いそうです。しかも年初は3が日が休みという企業も多く、欧米にはこのような慣習はありません。

ちなみに英国で8日、ドイツで9日、米国で10日といった感じです。これに比べるとやはり日本は祝日が多いですよね。ではどうして私たちのイメージは日本人=よく働く、欧米人=あまり働かないというイメージなのでしょうか。

その理由は、欧米人は有給休暇をしっかりと取り、日本人は有給休暇をほとんど取らない(取れない)からです。旅行会社のエクスペディアが毎年このような調査をしています。

世界30ヶ国 有給休暇・国際比較調査2017

この調査によると、日本の有給休暇消化率は調査した30ヶ国中最下位、支給日数20日に対して、消化日数が50%の10日となりました。ブラジル、フランス、スペインが100%の30日取得しているのを見ると確かに日本人は有給取得率、日数ともに少ないですよね。

つまり欧米の人と日本人とはその働き方が決定的に異なるということがわかります。

・欧米人=自分の好きなタイミングで休む
・日本人=みんな一斉に休む

私は同じ調査にある「有給取得に罪悪感を感じる人の割合」が63%と調査した国の中でトップであることが大きな問題であると考えます。つまり日本人は横並び意識が強すぎるため、休みは一斉に取るもの、他の人が働いているのに自分だけ休みを取るのは申し訳ない。こういった罪悪感が生まれてしまうのです。

「日本人は働きすぎ」という課題に対し「祝日を増やす」という解決策で対応しようとしているように見えます。個人的には祝日はもう増やさない(むしろ減らして欲しい)で、企業に対して有給の消化率を上げるような取り組みすべきだと考えます。

そうすると働く個人それぞれが、自分達の立てた計画で休みを取れます。もちろん休みがあるのは嬉しいことでしょうが、国から決められた日に休むのではなく、自分で休みたいときに休むという自由が生まれます。また、連休はどこも人が多いからと消費を差し控えていた人も自分のペースで出かけることができるようになるので、今以上にお金が流通するようになります。経済を活性化させるにはやっぱりお金を流通させないといけないですからね。

祝祭日をゼロにしろとは言わないですが、せめて欧米並みの祝祭日数に減らして、企業には有給休暇を取らせるような取り組みをする方が国にとってもメリットが多いのではないでしょうか。

もちろんそうすることによって生じるデメリット面も考慮する必要はあるでしょうけど、とりあえず12月23日は今後平日扱いで問題ないと思っています。

有給休暇は会社員の権利です。

・毎年100%取得できるように取り組むこと
・罪悪感なく取得できるようにすること

これらができる企業は今後採用にも有利に働くでしょうね。

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