現在のレンズでワークスタイルを考える

岡村周一の世界観

思考

間違った問いに答えようとしていない?

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物事の問題を解決するために「思考法」あるいは「問題解決法」というものが広く活用されています。

確かに出版されている本も多くて、Amazonで検索してみたら、「思考法」「問題解決」どちらも2000件以上ヒットしました。そんなあるんや!

このように正しい答えを導き出すための方法は世間広く知られていますよね。でも本当に大切なのは「正しい問題」に向き合っているか?ということなんです。

せっかく問題を解決したのに、問題そのものが間違っていた。となると辛いですよね。

例えばホームページを通じて売上が伸ばしたいけど、なかなか伸びないというお店があるとします。店長は自分のホームページをライバル店のホームページと見比べてわかったんです。

「デザインがダサい」と。

そこで、Webに強い友人に「ホームページのデザインがダサい。どうすれば良いか?」みたいな相談をしました。

こういうストーリーで話が進んだ場合、この友人は

「ホームページを格好良くするにはどうすれば良いか?」

というのが問題だと考えてしまいます。でもこのストーリーを知っているあなたは、

「ホームページデザインは売上が上がらない要因の1つかもしれないけど、ホームページを格好良くしても売上が上がるとは限らない」

と思うでしょ。

でもこの前提を知らない友人はそれに気づかないわけです。なので友人が紹介したWebデザイン会社に頼んでホームページを格好良くしてもらったのに、結局売上が伸びないということが起こります。

本来は「ホームページから売上が伸びないのはなぜか?」あるいはもう少しメタな視点で「なぜこのお店は売上が伸びないのか?」といったことが本当に解決すべき問題だという事なんです。

こういう目線で見ると、必ずしもデザインが問題だとは限らないですよね。ホームページのコンテンツが不足していたり、ホームページに対するアクセスが少なすぎたり、見た人が来たくなるような仕掛けがなかったりする訳なんです。

こうした「本当の問題」に気付くことができると、相手に本当に感謝されます。(我々コンサルはこれが仕事なんですけどね)

お客様からの依頼は確かにありがたいです。でも

・それは本当にお客様の問題を解決しているのか?
・そもそもなぜこうした依頼が来たのか?

こうしたことを考えながら仕事をしないと、せっかく問題を解決してもお客様に喜んでもらう事にはなりません。

でも「Webデザイン屋さんの私がもしそれに気づいたら、自分の仕事がなくなってしまう」と思うかもしれません。

そう思う方はぜひどうぞ。

でも個人的に言わせてもらうなら、お客様の利益を最大化することを考えず、自社(自己)の利益だけを求めて仕事をする会社に未来はありませんから(笑)

お客様のために仕事の依頼を断るという勇気も必要だと思いますよ。そうするとお客様は正しい問題を見つけてくれたあなたに感謝を示すでしょう。そしてこうしたことが続くと、自然と仕事を紹介されたり、別の相談を受けたりと仕事が循環します。

ということで、本当にその問題で正しいかどうか?というのを一度確かめてみてください。

じゃあ、どうやって確かめたらいいか?

相手に一言こう聞いてみてください。

そもそもなんで?

そもそも何でそんな依頼をしてきたのかを聞くんです。そうすると「売上が伸びない原因はデザインにあると思うんです。」などと言ってくるでしょう。

もう一言言えるなら

本当にそうなの?

と聞いてみてください。そこで納得できる回答が得られるのであれば、正しい問題である可能性は高いです。

これは自分自身が設定した問題が正しいかどうかの検証にも使用することができます。間違った問題に答える前に一度自問自答してみるといいですよ。

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